平塚 博章 の 「やりきる力」×「生み出す力」

仕事や人生が、ちょっと楽しく・クリエイティブになるかもしれないヒント: 組織 や 個人の "活性・定着化" や "革新力・イノベーション" を お手伝いしている現場 や 最前線で活躍されている方々との対話 から得られた 「 気づき 」 と 「 行動変容 」 アプローチ

発想に "深み" を持たせ "分析力" を高める「 Cross-Square フレームワーク 」活用のすすめ

今回は、私がお仕事やプライベートで9年に渡って開発・活用しているフレームワークのマスター・テンプレートの1つである「 Cross-Square フレームワーク 」をご紹介します。

 

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いつも利用されている身近な検討課題や題材に、ひと工夫するだけで、発想や検討の幅が広がったり、分析の深さが深まりますのでお勧めです。

 

例えば、ノート上でのMemoであったり、ホワイトボード上でのディスカッション、付箋(ふせん)を利用したワーク・ショップの場合などに、下記のような「2つの検討軸」を設定し考える機会がよくあります。

 

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                                                          2つの検討軸

 

このような2軸(4象限)の検討をしている時に「もう一つ " 検討軸 " を 追加したいのに、それだと 3D(三次元)になってしまい、ホワイトボードでは無理・・・」となってしまい、あきらめてしまう時がありますよね。

 

「 Cross-Square フレームワーク

そのような時に、お役にたつのが、私が開発した「 Cross-Square フレームワーク 」です。

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上記のように、「 十字(Cross)」の上に「 四角(Square)」を記載するだけです。

そうする事で、「 もう一つの検討軸 」が追加され、発想に「深み」を持たせ「分析力」を高める事が可能となります。

 

検討の際には、下記のように8象限に番号「①~⑧」をつけておくと「⑥領域の件については・・・」と説明やディスカッションがしやすくなります。

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具体的な活用例

次に具体的な活用例を見てきましょう。

下記は有名な時間管理マトリックスです。

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上記の時間管理マトリックスだけでも一般的には非常に有効と言われていますが、私はこれだけでは不十分だと考えています。

 

例えば、仕事のタスク管理を上記のフレームだけで実施すると、仕事上のタスクは非常に効果や成果が得られますが、仕事人間になってしまう問題がありました。

 

上記フレームを私が9年前に作成した「 Cross-Square フレームワーク 」を活用し、完成させたフレーム・ワークが、下記の私のオリジナル開発「 Work-Life Integration Matrix 」です。

* Work Life Integration(ワーク・ライフ・インテグレーション)
自らの人生観を軸に、ワーク(職業生活)とライフ(個人生活)を柔軟、かつ高い次元で統合し、双方の充実を求めること。仕事と生活を対立的にとらえ、その量的バランス調整・回復を目指す、従来の「ワーク・ライフ・バランス」発想を一歩進めたもの(出典:コトバンク

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「 お仕事上で大切なとりくみ 」と 「 プライベートで大切なとりくみ 」を記入する欄を独立させる事により、常に両方を意識しながら活動や行動ができるようになります。

 

仕事上のタスクをたくさん記入していると、プライベート・ゾーンにほとんど埋まっていない事(空白状態)に、「ハッと」気づき対策する事も可能です。

 

十字線(Cross)を引き、中に四角(Square)を書くだけという、簡単に活用できるフレームワークであり、さまざまな用途で活用できますので、是非ご利用ください。

 

あなたは、どの検討に「Square」を追加しますか?

不明点やご意見・感想はこちらまで一言ければ幸いです。

 

平塚 博章 (Hiro)