確実な行動と成果を生み出しやすくする「SMART 100」による良質な"目標設定"の立て方 (1)
組織やチーム または 個人的な 目標や計画しても、なかなか行動に移せなかったり、活動を続けられずに失速や挫折してしまう事は少なくありません。
そのような時に、お勧めするのが、確実な行動と成果を生み出しやすくする「 SMART 100 」フレーム・ワークの活用です。これはマーケティング業界で利用されている一般的なSMARTフレーム・ワークとは若干異なり、コーチングや行動定着・習慣化用に特化させた、私のオリジナル改良型フレームワークです。
個人やチームで、目標を設定する際に、下記 SMART 100 に準拠しているか、見直してみると、確実な行動につながりやすい、良質な"目標設定"へ進化させる事が可能です。
- Specific (具体的 かつ あいまいな表現の徹底排除)
- Measurable (測定・計測可能)
- Attainable (達成可能)
- Realistic (現実的、特に初期は無謀な内容や量にならないように)
- Traceable (第3者も、トレース・管理可能:上司・部下・同僚・家族・知人等)
- 100 (新人・初心者100人でも、バラつきなく完全に同じ行動ができる)
当初は、SMART のみで、設定して頂いていたのですが、SMART に準拠しない目標を設定してしまうケースが多発しました。この設定ミスを激減させるチェック機構が、SMART 100 の「100」の役割です。
このように、確実な行動と成果を生み出しやすくする、良質な"目標設定"の立て方は、「 SMART 100 」以外にも、ウィルPMインターナショナルが提唱する 行動科学マネジメントの「 MORSの法則(短期間で組織が変わる 行動科学マネジメント、他) 」や、フランクリン・コヴィー・ジャパンの「 4Dxプロセス(戦略を、実行できる組織、実行できない組織) 」なども個人的には、お勧めですので、みなさんの所属組織や個人に合いそうなものを選択・試行してみるのも良いでしょう。
例えば、下記は、よい目標設定でしょうか?
「 我が事業部では、競争力強化を目的として成果物の共有 および再活用を随時、適切に実施する事。」
次回は、この「 SMART 100 」フレームワークの具体的な使い方 や 「よくない目標設定例」、「よい目標設定例」についてご紹介します。