平塚 博章 の 「やりきる力」×「生み出す力」

仕事や人生が、ちょっと楽しく・クリエイティブになるかもしれないヒント: 組織 や 個人の "活性・定着化" や "革新力・イノベーション" を お手伝いしている現場 や 最前線で活躍されている方々との対話 から得られた 「 気づき 」 と 「 行動変容 」 アプローチ

7秒で完成! 「新しい行動」 を自分にものにする、お手軽フレームワーク 「 4-Lines 」活用のすすめ

みなさんは、こんな経験はありませんか?

 

  •  いつかは、始めたいと思っている事はたくさんあるが、なかなか 行動に移せない
  •  目先の仕事や家事に追われて、新しい事 や 中長期的な事 を、始められない
  •  何か始めよう・挑戦しよう! と思っているが永遠にその日は、こない・・・
  •  気がつくと「 いつもの慣れた行動・活動しかしていない・・・ 」という状況
    (いつもの人と、いつもの場所で、いつもの時間に、いつもの活動)

 

このような事は、お仕事においても、プライベートにおいても、よく発生しがちな課題です。この問題を解決する為に、いろいろな手法やフレームワークを開発・実践しておりますが、今回はその中でも、7秒で簡単に利用できるフレームワーク をご紹介します。

 

それが、下記の 「 4-Lines 」です。これは、私自身が企業向けのワークショップやディスカッション、セルフマネジメントの過程で作成・改良したものです。

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手順は、4本の線を書き、以下のように記載します。
意味が分かってくれば、記号だけでOKです。これなら7秒でかけますよ!f:id:hira2ka:20150302080044j:plain

 

そして、あなた や 組織 が、改善したい活動や行動、新規に取り組みたい活動を、ドンドン思いついた順番に記載していきます。f:id:hira2ka:20150302080106j:plain

 

行動変容で重要なのは、「 増やす・改善する ↑ 」領域  と 「 はじめる + 」領域を如何に意識しつづけるかどうかです。使い方としては下記のSTEPで取り組みます。

 

    < 4-Lines 記入後 の使い方 >

  1.  「 はじめる + 領域で 特に重要 かつ 行動したい 内容を1~2個に絞る
  2.    SMATR 100 を利用し 具体的な行動に分解設定する
  3.    設定した行動を、スケジュールに反映(ツールや手帳など)
  4.    家族・同僚・上司・部下・仲間に宣言しシェアし、サポートしてもらう
  5.    毎日(毎週)活動を確認し、「 4-Lines 」の「 増やす ↑ 」 と 「 はじめる + 」に関連した思考や行動ができているか確認&軌道修正
  6.   定着・習慣化してきたら、「既存の行動強化」 や 「新しい行動」 を追加設定

 

人が、よく失敗や挫折してしまう事は、最初からいろいろと、欲張ってしまい多くの目標や行動を設定してしまう事です。経験した事のない初めての試みは、いろいろな困難や想定外の苦労も複数あり、何回かできない事も当然あり 挫折しかけます。

だからこそ、上記「1.」の 重要行動を1~2個に絞り、スタートでつまずかないように敷居を低くする取り組みが必要です。

 

お仕事とプライベートの両方を、それぞれ意識して記載したい方は、下記のように、1本 線を追加して 「 5-Lines 」にする事をお勧めいたします。

f:id:hira2ka:20150302080144j:plain「プライベート」 と 「お仕事」 のどちらか片方ではなく、両方をリストアップする事により「気づいたら、仕事の事しか書けてない・・・」といった状態にカンタンに気づけますので、Work Life Integration (*) の改善や実現にもつながります。

 

* Work Life Integration(ワーク・ライフ・インテグレーション)
自らの人生観を軸に、ワーク(職業生活)とライフ(個人生活)を柔軟、かつ高い次元で統合し、双方の充実を求めること。仕事と生活を対立的にとらえ、その量的バランス調整・回復を目指す、従来の「ワーク・ライフ・バランス」発想を一歩進めたもの
(出典:コトバンク

 

気がつくと「 いつもの慣れた行動しかしていない・・・ 」という状況を打破したいと、お考えの方は是非お試しください。

 

あなたの活動に「+」領域 は、いくつ含まれていますか?

 

今回は「やりきる力」に関連した内容でしたので、次回は「 生み出す力(Innovation/Creative Thinking)」に関する内容を、ご案内いたします。

 

平塚 博章