7秒で完成! 「新しい行動」 を自分にものにする、お手軽フレームワーク 「 4-Lines 」活用のすすめ
みなさんは、こんな経験はありませんか?
- いつかは、始めたいと思っている事はたくさんあるが、なかなか 行動に移せない
- 目先の仕事や家事に追われて、新しい事 や 中長期的な事 を、始められない
- 何か始めよう・挑戦しよう! と思っているが永遠にその日は、こない・・・
- 気がつくと「 いつもの慣れた行動・活動しかしていない・・・ 」という状況
(いつもの人と、いつもの場所で、いつもの時間に、いつもの活動)
このような事は、お仕事においても、プライベートにおいても、よく発生しがちな課題です。この問題を解決する為に、いろいろな手法やフレームワークを開発・実践しておりますが、今回はその中でも、7秒で簡単に利用できるフレームワーク をご紹介します。
それが、下記の 「 4-Lines 」です。これは、私自身が企業向けのワークショップやディスカッション、セルフマネジメントの過程で作成・改良したものです。
手順は、4本の線を書き、以下のように記載します。
意味が分かってくれば、記号だけでOKです。これなら7秒でかけますよ!
そして、あなた や 組織 が、改善したい活動や行動、新規に取り組みたい活動を、ドンドン思いついた順番に記載していきます。
行動変容で重要なのは、「 増やす・改善する ↑ 」領域 と 「 はじめる + 」領域を如何に意識しつづけるかどうかです。使い方としては下記のSTEPで取り組みます。
< 4-Lines 記入後 の使い方 >
- 「 はじめる + 」領域で「 特に重要 かつ 行動したい 」内容を1~2個に絞る
- SMATR 100 を利用し 具体的な行動に分解設定する
- 設定した行動を、スケジュールに反映(ツールや手帳など)
- 家族・同僚・上司・部下・仲間に宣言しシェアし、サポートしてもらう
- 毎日(毎週)活動を確認し、「 4-Lines 」の「 増やす ↑ 」 と 「 はじめる + 」に関連した思考や行動ができているか確認&軌道修正
- 定着・習慣化してきたら、「既存の行動強化」 や 「新しい行動」 を追加設定
人が、よく失敗や挫折してしまう事は、最初からいろいろと、欲張ってしまい多くの目標や行動を設定してしまう事です。経験した事のない初めての試みは、いろいろな困難や想定外の苦労も複数あり、何回かできない事も当然あり 挫折しかけます。
だからこそ、上記「1.」の 重要行動を1~2個に絞り、スタートでつまずかないように敷居を低くする取り組みが必要です。
お仕事とプライベートの両方を、それぞれ意識して記載したい方は、下記のように、1本 線を追加して 「 5-Lines 」にする事をお勧めいたします。
「プライベート」 と 「お仕事」 のどちらか片方ではなく、両方をリストアップする事により「気づいたら、仕事の事しか書けてない・・・」といった状態にカンタンに気づけますので、Work Life Integration (*) の改善や実現にもつながります。
* Work Life Integration(ワーク・ライフ・インテグレーション):
自らの人生観を軸に、ワーク(職業生活)とライフ(個人生活)を柔軟、かつ高い次元で統合し、双方の充実を求めること。仕事と生活を対立的にとらえ、その量的バランス調整・回復を目指す、従来の「ワーク・ライフ・バランス」発想を一歩進めたもの
(出典:コトバンク)
気がつくと「 いつもの慣れた行動しかしていない・・・ 」という状況を打破したいと、お考えの方は是非お試しください。
あなたの活動に「+」領域 は、いくつ含まれていますか?
今回は「やりきる力」に関連した内容でしたので、次回は「 生み出す力(Innovation/Creative Thinking)」に関する内容を、ご案内いたします。
平塚 博章